規格外の天才Oliver Wilde
約1年。何がって今回入荷したPet ShimmersのブレインOliver Wilde関連作の取引の話が始まってです。この1年間の間に担当者のヘンリーさんがコロナになって入院したり、コロナのせいでレコードのプレスが大幅に遅れたり、コロナのせいで荷物が紛失したり、そう、悪いのは全てコロナ。だがもっと悪いのはヘンリーさんを信用しなかった私自身。ようやく入荷して胃の痛みが消え、車椅子から立ち上がり、忘れていた笑顔を取り戻す事ができましたが、今以上に忍耐力精神力を鍛え直さねばと猛反省しOro Swimming Hourのレコードに針を落とす今日。
*コロナに打ち勝ったヘンリー氏からの直筆メモ
Pet Shimmersワークを含むOliver Wildeの世界観はやっぱりSparklehorseやElliott Smithに似ていて(2人とも死を選んでしまったけど)、驚くべきサウンドコラージュの中にそこはかとない死生観が宿っているのと同時に、時に生命力溢れる壮大なチェンバー・オーケストラを聴いている様な不思議な倒錯感を与えてくれる。ローファイ、ベッドルームフォーク、エクスペリメンタルといったカテゴライズを無に帰す天然芸は真似しようったってできる訳が無い。なぜなら天然で天才なのだから。
そしてもう1つ言及を免れないのはアートワークのカッコ良さ。
身銭をきってフィジカルの愛おしさを教えてくれる超カッコいいZine。作品のテーマを最大限に引き出すコラージュアート。ミュージシャンである以上にアーティスト=表現者としてのOliver WildeにAlex Gが嫉妬し、熱心なカルトファンを増幅させている理由がお判りになるのではないでしょうか。
今回超極少プレスで、無理言って分けてもらったので再入荷はありません。が、Oliver Wilde関連作は今後も入荷に尽力するのでご期待ください。
あ!、そういえばまだ言えませんが10月下旬にとてもヤバいタイトル入荷決定してます。恐らく国内流通は極少か皆無だと思います。
フルエテオマチクダサイ。
↓レーベル〈Life And Death〉のオーナーDJ TennisキュレートしたDiploのリミキシーズ。我らがBEATFOOTも参加。こちらは間もなく入荷。
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