NEWS / INFOMATION
BEST NEW ALBUM
YOUNG FATHERS / HEAVY HEAVY
エディンバラで結成、Alloysius Massaquoi, Graham Hastings, Kayus BankoleによるトリオYoung Fathers。2018年に発売した『Cocoa Sugar』以来4年ぶりとなる4thアルバム。タイトルが示す通り、リリックはもちろん、「重層的」という意味では音もヘビーに違いないのだが、前作よりも遥かにリラックスしていまいか。そう聴こえる訳は、1曲あたりは平均しても3分前後と短め(彼等にしては)、そしてまるでラブソングの様に甘くアンセミックなメロディーラインと、生命賛歌のごときゴスペルコーラスが随所で顔を覗かせており、明らかに彼らのマインドがオプティミズムに寄っているからに他ならない。とはいえビートはヘヴィーだしバンドサウンドは非常にクレイジーなアイデアに満ちており、Young FathersをYoung Fathersたらしめる先鋭性も健在。驚きと喜びに満ちたこれは最高傑作更新で間違いないでしょうの10トラック。【Rough Trade限定】のオレンジヴァイナル。
BEST NEW SINGLE
UNKNOWN / RIGHT PLACE
これまでにDestiny's Child, The Doors, Sade, Erykah Baduなどをミニマルエディット、あのRicardo Villalobosまでも射止めたミステリアスレーベル〈DIGWAH〉、第8弾は嗚呼ついに手を出してしまったRadiohead "Everything In Its Right Place"。かつてMoodymannも手を出した禁じ手だが、流石の〈DIGWAH〉メチャクチャDJに優しい仕様に再構築。アシッドミニマルなトラックにトム・ヨークのヒプノティックなヴォーカルを巧みに織り込んだシリーズ最大の傑作、もちろん今回もヴァイナル・オンリーのハンドスタンプ仕様、既に名だたるDJがヘビープレイ中。
BEST NEW ALBUM
JOHN KEEK / DO YOU LOVE JOHN KEEK?
毎度完売御礼、カタログコンプリート推奨レーベル〈PLZ Make It Ruins〉からマジもんの鬼才John Keekによる最新EP。Georgia Anne Muldrow, King Krule, そしてレーベルメイトのGeorge Rileyのストリングスアレンジを手掛けた人物、といえばそのヤバさが瞬時に伝わるのではなかろうか、サックス奏者にしてクラシカルなソウル、R&B、ロック、ポップスにインスパイアされつつもハイパーポップ風のアレンジ、シンセで時空を歪ませるなんたる離れ業。現代のTodd Rundgren、の物言いはラストの名曲"wedding song"で膝を打ったが、総じてレーベルオーナーのVegynをはじめ, Joji, James Blake級の才能とオリジナリティーを感じさせる今回も即完売必至の完全限定盤。さらにヴァイナルエディションにはボーナストラック"Improvisation"を収録。
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BEST NEW MUSIC
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