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BEST NEW ALBUM
NALA SINEPHRO / ENDLESSNESS
アンビエント・ジャズの超傑作『Space 1.8』から3年振り、カリブ系ベルギー人アーティストNala Sinephroによる2ndアルバム。KokorokoのSheila Maurice-Grey、活動休止を発表したblack midiのMorgan Simpson、Ezra CollectiveのJames Mollison、Nubya Garciaといった新世代UKジャズ・シーンきってのミュージシャンに加え、若手音楽家からなるオーケストレートに所属する21人の弦楽器奏者が参加。究極の癒やしを得られると言われる魔法の数字「432Hz」に完全統制されたシンセサイザーを主軸に紡がれる10楽章の超瞑想体験。この日本限定帯付き盤、恐らくこの後海外からオーダーが殺到すると思われるのでお早目推奨の年間ベスト確定盤。
BEST NEW ALBUM
CALLAHAN & WITSCHER / THINK DIFFERENTLY
リードの時点でウィークリー・ベストは確定。無数の名義を使い分けLAのアンダーグラウンド・ミュージックシーンを暗躍するフィクサーJeff Witscherと、Thurston Moore, Cloud Nothings, Ryley Walkerなどのエンジニアを務めるJack Callahanの変態コラボによるデビュー作。Sublime, 311, Smash Mouthのミクスチャーに初期Beck、Pavement的なオフビート感。実験的サウンドを好むプロデューサー気質の2者がポップミュージックに接近した際に起こる時空の歪み、こそがこの作品の最大の魅力であり、そこに「意味」が介在する余地は無い。アンビエント/ニューエイジ界のアンダーグラウンドスターAna Roxanneが参加してるのも大大事件な私即Buy盤。
BEST NEW ALBUM
BINGO FURY / BATS FEET FOR A WINDOW
ブリストル発。King Krule以来の死相を放つノワール・ジャズマン=Bingo Fury、未だヘビロテしているシングル"Happy Snake"以降どれほどこの日を待ちわびたであろうデビュー・アルバム。なによりこの男に惹かれてやまないのは、24歳とは思えぬ愁いを帯びたオールドタイミーなバリトンボーカルスタイルに、不協和なポストパンク、ノーウェーヴを散りばめたサウンド、そして明けない夜、血の匂いがほのかに漂うパラレルワールドにいとも簡単に引きずり込むその強烈な世界観であろう。さらにフィジカル派の皆様に超朗報なのが、レコードには7枚のフォト/リリックカードが封入されていて、映画の1シーンの様なスリーヴも含めてBingo Furyのフィジカルに対する確固たる美意識も感じ取れる。来日を切に求む限定ターコイズカラーヴァイナル私即Buy盤。