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21.03.01
NEW VINYLの新商品が入荷しました。
21.02.22
「SHOP BLOG:悲報と朗報と」を更新しました。
NEW ARRIVALS

BEST NEW ALBUM
BRIJEAN / FEELINGS
Toro Y Moi、U.S. Girls、PoolsideのLiveバンドとして知る人ぞ知るBrijean MurphyとベーシストDoug StuartによるユニットBrijeanのデビューアルバム。ジャズ、ブラジリアン、ソウルを養分に育ち、名うてのDJ、パーカッショニストとして腕を磨いたBrijean Murphyの絶妙なブリージン・フィール("Brijean"は"Breezin"とイコールであって)と確実に腰に来るディスコ・グルーヴ。加えて、穏やかでありながらマントラのごとく脳内を周回する彼女の声こそが確かな鍵。インディーとダンスミュージックを完璧に繋ぐポスト・バレアリック・ポップアルバム限定盤。
BEST NEW ALBUM
JULIEN BAKER / LITTLE OBLIVIONS
『Sprained Ankle』、『Turn Out The Lights』の前2作共に高い評価を得、Phoebe Bridgers、Lucy Dacusと共にスーパーグループboygeniusを結成。同世代を代表するSSW=Julien Bakerの3rdアルバム。一聴すれば気付くであろう本作はフルバンドセットで録音されており、これまでのどの作品よりもパワフルでポップに仕上がっている、が、叙情性が失われた訳では無い。なぜなら彼女が負った「深い傷」(薬物依存、事故、アイデンティティークライシス)は恐らくこの先も永遠に「深い傷」として残る筈であり、彼女が命を賭して音楽を作り続ける理由はその傷から解放(あるいは共存)に向かってもがいた痕跡であるからに他ならない。否が応にもFiona Appleと重なって仕方が無い限定カラーヴァイナル。
BEST NEW ALBUM
SMERZ / BELIEVER
遂に降臨。カタリーナ・ストルテンベルグとアンリエット・モッツフェルトによるノルウェーのエレクトリック・デュオSmerzのデビュー・アルバム。忌まわしくダーク、だがしかし神秘的な彼女達の孤高のスタイルはストリングスを融合する事でよりその精度を高め、時を経る事20数年、Massive Attack『Mezzanine』に再会したかの様な感動と畏怖をもたらす。アリ・アスター、ギャスパー・ノエ、ラース・フォン・トリアー、あるいは北欧のDIYサスペンスのサントラのにも聴こえる本作が導くのはココでもアソコでもない無の境地。だがそこには目に見えない生命が確かに息をし、鼓動を鳴らしている16トラック。
ALBUMF OF THE YEAR
FIONA APPLE / FETCH THE BOLT CUTTERS
デビューアルバム『Tidal』、続く2nd『When The Pawn Hits~』にて圧倒的な存在感をみせつけ、一貫してハイクオリティなアルバムをリリースしてきたFiona Appleの8年ぶりカムバック作。オープニング"I Want You To Love Me"から内臓をつかまれて引き抜き続かれる様な暴力的音楽体験。近年、ハーヴェイ・ワインスタイン、ジェフリー・エプスタインら数々のエリート・ペドフィリアが次々に逮捕されているが、かつて被害者でもあるFiona Appleは一貫してそれら変態達と変態をのさばらせるデタラメなシステムとに中指を立て、唾を吐き続けてきた。その姿はジョン・レノンのそれと重なり、また、超高度な音楽性は本作で極まったと言って過言では無い。Fiona Appleの音楽はある種のダークファンタジーであり、残酷な現実のメタファーに溢れ、同時にFionaと同じく心に病を抱える人間の避難場所として機能する。本作までは『When The Pawn Hits~』が一番好きなアルバムだがとうとう更新してしまった全13曲。
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