ダブ、エレクトロニカ、アヴァンギャルドな不協和音を融合させた英/独のシンガーソングライターAnikaまでもがここまでギターをフィーチャーしたオルタナティヴ・ロックに傾倒しきるとは驚愕。「混沌の中で人々が団結し、自由に自己表現できる空間を作りたい」と寄せるAnikaの生々しい願望がよりダイレクトなバンドサウンドに反映されたのであろう、90年代のグランジはもちろん、David Bowie、Patti Smith、PJ Harveyなどからの影響が大いに伺え、良い意味で彼女のこれまでのイメージを吹き飛ばし第2形態に突入したことは間違いない。フロントマンとしてのカリスマ性がどのように発揮されるか、ぜひバンドセットで堪能したい限定クラウディー・クリアーヴァイナル。
Tracklist:
A1. Hearsay
A2. Abyss
A3. Honey
A4. Walk Away
A5. Into The Fire
B1. Oxygen
B2. Out Of The Shadows
B3. One Way Ticket
B4. Last Song
B5. Buttercups
