電子音楽のパイオニアにしてヴォコーダーの発明者、エレクトロ・シュルレアリスム派の中心人物であるレジェンドBruce Haackの1974年リリース『Captain Entropy』に続き、1975年リリース『This Old Man』もついにリイシュー。毎回同じことを思いますが、彼の奇々怪々でサイケデリックなエレクトロコラージュはほっとに不気味で、でも不思議と愛おしく、それはコマーシャリズムの中にBruce Haackという奇人が常に投影されているからに他ならない。オリジナルがリリースされたレーベルは彼と妻によって設立された〈Dimension 5〉で、子供の知育用音楽制作を目的としていたとのことだが、果たしてこれ当時の子供たちにどう受け入れられていたのだろうという疑問は死ぬまで拭えない。限定クリアーヴァイナル。
Tracklist:
A1. This Old Man
A2. Bods
A3. Elizabeth Foster Goose
A4. Four Dances
B1. Wooden Bread
B2. Remember
B3. 17 Gifts For Free Children
B4. Shine On
B5. Thank You
