Phoebe Bridgers主催レーベル〈Saddest Factory〉からEP『Count A Stairs』でデビューを果たしたCharlie Hickeyのデビュー・アルバム。例えばClairoやPhoebe Bridgersは今やデビュー当時の「無垢な脆弱性」は失われ、それと引き換えに人間、アーティストとしての成長著しく喜ばしい。が、時に瞬間的に放っていた無垢な輝きを欲する身勝手な自分がいるのもまた事実である。Charlie Hickeyからはその「10代故のメランコリア」がしとどに溢れており、この先来る希望と不安を内省的かつ丁寧に描く才能に非っ常に長けている様に思われる。彼がElliott Smithやフォーク期のEd Sheeranに比較されるのも納得だし、何よりPhoebe Bridgersの目に狂いなどあろう筈が無い事を鑑みれば、この盤は聴く人にとって生涯かけがいの無い友になるのではあるまいか。繊細で控えめだが底力半端無いフックの連打に思わず聴き唸ってしまいました11トラック限定盤。DLコード付き。
Tracklist:
A1. Dandelions
A2. Gold Line
A3. Mid Air
A4. Thirteen
A5. Missing Years
A6. Every Time I Think
B1. Nervous At Night
B2. Springbreaker
B3. Choir Song (I Feel Dumb)
B4. Month of September
B5. Planet With Water