Horsey、Brad Stank、Famous、TAAHLIAHなど、今最も注目しているレーベル〈untitled (recs)〉からデビューを果たした船頭deathcrash、待望過ぎた2ndアルバム。既に飽和状態にあるPost-Punk、から生まれたblack midi、Black Country, New Roadが描く混沌、そしてdeathcrashは終始つぶやくようなボーカルと、「静」と「動」の過剰なまでの落差を生かした新世代サッドコア、ポストロックでまたシーンに新たな風穴を開けてしまったのである。My Bloody Valentine、Mogwai、Arab Strap、AereogrammeからExplosions In The Skyらとの近似性は言うまでもないが、世界の終焉を描きながらも生を肯定するかの様にもたらされる、「緩」と「急」は実に現時代だからこそ生まれたのであろう必然性を感じざるをえない。この2ndではデビュー時の終末感、よりもその後のポストモダンな世界をさらに美しく照らし、聴き手にセラピーを施すかの如く君臨する、期待値を大幅に上回る限定グリーンヴァイナル。
Tracklist:
A1. Pirouette
A2. Empty Heavy
A3. Duffy's
A4. And Now I Am Lit
B1. Distance Song
B2. Turn
B3. Dead, Crashed