ex-Coralのブレインにして現在は英国のトッププロデューサーとして君臨するBill Ryder-Jonesプロデュ―ス。Yard Act, Sports Teamの背後を高速で追うHotel Luxのデビュー・アルバム。バブルが弾けた英Post-Punkシーンにおいて、これまでのPost-Punkスタイルでデビューを飾るにはあまりに厳しい昨今、彼等は既にバンドの居心地の良いゾーンから脱却しており、より実験的かつ異ジャンルとの交配を積極的に試みている。例えば80sエレクトロファンクを取り入れた"Common Sense"、Bon Iverの様なアプローチが意外なチェンバーフォーク"Morning After Mourning'"、何よりリードの"National Team"はルードなトラックでありながらアンセムとしての風格を十分に漂わせている。このデビューはまるでアート脳のデーモン・アルバーンと、フォーク好きのグレアム・コクソンのケミストリー（それはつまりBlur)の如しである。バンドの将来の可能性を無数に広げる限定ブルーカラーヴァイナル。
Tracklist:
A1. Old Timer
A2. Common Sense
A3. National Team
A4. Eastbound and Down
A5. Strut
B1. Morning After Mourning
B2. An Ideal for Living
B3. Points of View
B4. Eazy Being Lazy
B5. Solidarity Song
