大江裕のディナーショーかと思ったスリーヴデザインとリードトラックが公開されたとき爆笑してしまったと同時に、この人どんなけ天才やねん、、と感嘆した、ご存じYung LeanのサイドプロジェクトJonatan Leandoer96の最新作。タイトルよろしく、Jonatan Leandoerの不器用で脆弱な魂が創り出す(元々このプロジェクトはドラッグのリハビリの為に生まれたペルソナ)「シュガーワールド=夢の世界」は表面的には甘いポップスの様で、聴いていればおのずと逆説的に超現実的な世界が起ちあがってくる。それはひとえに、Jonatan Leandoerの人間の脆さをさらけ出す様なボーカルに因るものだし、だったら100%肯定するしかない。何より、ずっこけながら何度でも立ち上がろうとする姿は、所詮愚かな人間が描くユートピアなんかよりずっと美しくて尊くて愉快ではありませんか。私即Buy+年間ベストランクイン盤。
Tracklist:
A1. Nightmare Amusement Park
A2. Sugar World
A3. Open (Copenhagen Freestyle)
A4. Swedish Elvis Storm
B1. Rivers of Another Town
B2. Blue Light
B3. If I'm Born I Have to Live
B4. July