スカルクラッシャー。デスメタルバンドの様な凶悪なネーミングではあるが対極にあるといってもよいセンチメンタルフォークバラードを奏でるHelen BallentineのプロジェクトSkullcrusher、超待望のデビュー・アルバム。Phoebe Bridgers、Julien Bakerらとの比較はごもっともであるが、彼女が奏でるフォークサウンドには70年代のアシッド・フォークのレジェンド、例えばBridget St. JohnやLinda Perhacsに通じる過剰な繊細さと、死に直結するメランコリーが溢れて止まない。極論を言えばそれはRadioheadにも言える事だし、個人的に一番好きなフォークシンガーNick Drakeだってそうである。つまり彼女の存在、このアルバムは前述したアーティストと同じく、時を越えてむしろ後年になってより深く愛される様になるであろう事は間違いないと断言しますの限定盤。
Tracklist:
A1. They Quiet the Room
A2. Building a Swing
A3. Whatever Fits Together
A4. Whistle of the Dead
A5. Lullaby in February
A6. Pass Through Me
A7. Could it be the way I look at everything?
B1. Outside, playing
B2. It's Like a Secret
B3. Sticker
B4. Window Somewhere
B5. (secret instrumental)
B6. Quiet the Room
B7. You are my House