米Indie Rockシーンの守護神The Nationalの9thアルバム。近年外仕事で名前を見ない日は無かったAaron&BryceのDessner兄弟の躍進に反し、フロントマンMatt Berningerはソロアルバムをリリースするも、創作の苦しみに陥り鬱状態に、永らく暗い穴に落ちていたそうである。だからなのだろう、Matt Berningerの歌詞はこれまで以上に自己言及的でありながら、これまでのファンも、新規リスナーも親しめるようなオープンな内容になっている。同時に、細部まで綿密に設計されたサウンドデザインの美しさはバンドの集大成と言っても過言では無い美しさ。The Nationalが歩んで来た方向性を大きく翻す作品ではないが、Sufjan Stevens、Phoebe Bridgers、Taylor Swiftらのサポートも手伝い、The Nationalがまだまだ探究心に満ち溢れたバンドである事を提示してくれた感動作。限定レッドカラーヴァイナル。
Tracklist:
A1. Once Upon a Poolside feat. Sufjan Stevens
A2. Eucalyptus
A3. New Order T-Shirt
A4. This Isn't Helping feat. Phoebe Bridgers
A5. Tropic Morning News
A6. Alien
B1. The Alcott feat. Taylor Swift
B2. Grease in Your Hair
B3. Ice Machines
B4. Your Mind Is Not Your Friend feat. Phoebe Bridgers
B5. Send for Me