Fontaines D.C.のツアーゲストに抜擢され本国で注目度が急激に上がっているJacob SlaterことWunderhorseのデビュー・アルバム。どこか既視感があると思っていたらSex Pistolsの伝記ドラマにドラマーのポール・クック役で出てた人だ、となりびっくり。それはさておき、20代にも関わらずこの手練れたソングライティング、時にJeff Buckley、時に尾崎豊を思わせる説得力半端無い歌唱力、今のバンドには珍しいPearl JamやLemonheadsの影響下にあるギターサウンド。前身となるガレージバンドDead Prettiesで燃え尽きた結果、この様な渋みのある作品に仕上がったのだとしたらソロへの転向は大成功と言わざるを得ない。独創的でありながらアンセミックな楽曲が随所に散りばめられた、王道っぽいけど絶妙に王道では無いこのスタンスに私現在どはまり中の11トラック。
Tracklist:
A1. Butterflies
A2. Leader of the Pack
A3. Purple
A4. Atlantis
A5. 17
A6. Teal
B1. Poppy
B2. Mantis
B3. Girl behind the Glass
B4. Morphine
B5. Epilogue