Fontaines D.C.のツアーゲストに抜擢されたことでもおなじみWunderhorseの2ndアルバム。デビュー当時はあくまでフロントマンJacob Slaterのソロ・プロジェクトであったが、前作の成功によりギター、ベース、ドラムが正式加入しカルテットとして再始動。Wunderhorseの存在そのものがFontaines D.C.の現モードに少なからず影響を与えたのではないかと思しきオルタナティヴ・ロックで、なんとNirvanaが『In Utero』が録音されたパチダーム・スタジオで制作されたそう。不完全でありながら底知れぬ禍々しいパワーを宿した今作がグランジ再興のきっかけになる可能性は十二分にあり得ると同時に、あまりに美しい"Aeroplane"にはNeil YoungやJeff Buckley、Bon Iverのようなアーティストも投影されている。こんなバンド早々お目にかかれるものではない10トラック。
Tracklist:
A1. Midas
A2. Rain
A3. Emily
A4. Silver
A5. Arizona
A6. Superman
B1. July
B2. Cathedrals
B3. Girl
B4. Aeroplane