julie、間もなく

今週のBest New Album。

昨年の年間最優秀アルバムだった ANOHNI AND THE JOHNSONS と同じくらいのテンションで迎え入れてます。ブリットポップを完全なる死に追いやったBlur、"Song 2"のリリース時くらいのインパクトがあるリード、にも関わらずこのMV、ただただ茶しばいてオシマイな訳ですよ。ほんとに何も起こらないしほぼ1カット。でもNilüfer Yanya陣営は今このアプローチこそが真のカウンターになり得ると判っていてやっている、この感度の高さはそういえばデビュー当時からブレていない

Gia Fordはきっと〈Dirty Hit〉にいられなくなったんだと思う。そのくらいGia Fordのアーティストシップは時間をかけて確固たるビジョンを練り上げていたんだろう。

出来上がったアルバムを聴けば背景にはMitski, St. Vincent、Lana Del Reyといったアーティストの影響もあるであろう、何より"Paint Me Like A Woman"が女版テッド・バンディと言われるシリアルキラー=アイリーン・ウォーノス(を題材にした映画）からインスパイアされたというエピソードからも「迎合」より「挑戦」を選んだ事が鑑みれる

『モンスター』は名作

でもって来週はJamie xxのリリースも控えており、、

（ポスター店頭限定でお付けします↓）

が、julieも来ます

先だって入荷した7インチ、10インチはいずれも爆速（過去最速級）で完売。ついに完成これがデビューアルバム。

My Bloody Valentineでいえば一番好きな作品は〈Creation〉前の初期コンピ『Things Left Behind』（確かオフィシャルリリースされてないので邪道ですが）で、julieにはそん時のMBVにどことなく通じるものがある。普段レコードが到着するまでアルバムを聴かない様にしてるんですが、StereogumもAlbum Of The Weekにピックアップしておりこれはもう期待するより無い。

あと前Blogでお知らせしていたRingletsも今空を飛んでて日本国内初入荷（な筈）