独学で音楽制作を始めたにも関わらず、今では「アメリカで最も信頼にたるDJの1人」にまで駆け足で上り詰めた私も大ファンAvalon Emerson。これまでいくつものフロアヒットダンスミュージックをリリースしてきたが、このデビューアルバムは前半は目もくらむようなドリームポップで占められ、後半にむかうにつれて真骨頂のダンスミュージック(それも極めてフレンドリーな)へと展開、そう『DJ-KICKS』で予見されていた巧みなストーリーテリングが存分に生かされている。Saint Etienne, Arthur Russell, The Magnetic Fields, Cocteau Twinsらレジェンドが何度も頭をよぎる、こんな愛おしいアルバムで予想を裏切ってくるなんてほんと才能の塊である。ラスト"A Dam Will Always Divide"のカタルシスに号泣の限定ヴァイナル。
Tracklist:
A1. Sandrail Silhouette
A2. Entombed in Ice
A3. A Vision
A4. Astrology Poisoning
A5. The Stone
B1. Dreamliner
B2. Hot Evening
B3. Karaoke Song
B4. A Dam Will Always Divide