これはやられた。ただでさえ鬼門と言われる2ndアルバムに加え、Confidence Manの様なトリックスターがどの様な手法でその鬼門乗り越えてくるのか不安であったが全くの杞憂でした。80sゲイディスコ、Nu-NRG、00s Indie Popを節操無く貪った前作の過剰なコテコテ感をスレスレで回避、90sアーリーハウスへと急旋回しながらも彼らの核である「バカバカしさ」を損なわないこのバランス感覚は芸術的。これほど強いダンスミュージックが隅から隅まで詰め込まれるなんて極めて異常だし、尽きぬアイデアと溢れるユーモアをもってポップミュージックへと変換する才は遺産級である。デビュー作を越えるなんて無理だろう、と思っていた私は自分を永遠に呪いながらステップを踏み続けます完全無欠の12トラック。
Tracklist:
A1. Woman
A2. Feels Like a Different Thing
A3. What I Like
A4. Toy Boy
A5. Luvin U Is Easy
A6. Holiday
B1. Trumpet Song
B2. Angry Girl
B3. Push It Up
B4. Kiss N Tell
B5. Break It Bought It
B6. Relieve the Pressure