4月の大本命着。ニューヨークを拠点とするShane Laversによる実験的ポッププロジェクトChanel Beadsのデビュー・アルバム。「印象主義」的なアートワークに加え、実態、輪郭のぼやけたヴォーカル、アンビエントにも接近したポストモダンなプロダクション、がミックスされた異色の今作ははっきりいってどこか居心地が悪い。だがその定義不可能な余白にこそこのアルバムの素晴らしさがあり、こちらの想像力、見える風景を拡張してくれる。Caleb Landry JonesからThe Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を取り上げて、代わりにThe Beach Boys『Pet Sounds』を与えたら坂本龍一の亡霊がプロデュ―スに名乗り出たような、何言ってるか分かりませんが私的偏愛大傑作。
Tracklist:
A1. Dedicated to the World
A2. Police Scanner
A3. Idea June
A4. Embarrassed Dog
A5. Unifying Thought
A6. Your Day Will Come
B1. Urn
B2. Coffee Culture
B3. I Think I Saw