2020年にリリースされたEP『Smash Hits Vol. 1』でアンダーグラウンド・クラブ・シーンに躍り出てからというもの、この奇妙奇特なアーティストのアルバムを待ちわびた人は星の数ほどいるであろう、クイア・ドラッグ・ポップ・シンガーLynksによる待望のデビューアルバム、その名も『Abmination(嫌悪すべきもの)』。クィアー&レイヴ&パンクカルチャーが混然一体とミックスされたオルタネイティヴなサウンドスタイルは次に何が起こるかまったくもって予測不能。何より扇情的でラディカルなリリックと特筆を免れない驚異的なビジュアルセンスは欺瞞という名の眉間にとびきりの笑顔でピストルを突き付けるジョーカーの如し。男であり、女であり、神話であり、伝説であり、宗教でもあるLynksのデビューアルバムがマッドマックスシリーズの新作『マッドマックス:フュリオサ』と同年に生まれた事は偶然ではあるまい問答無用のBest New Album。
Tracklist:
A1. USE IT OR LOSE IT
A2. NEW BOYFRIEND
A3. CPR
A4. (WHAT DID YOU EXPECT FROM) SEX WITH A STRANGER
A5. TENNIS SONG
A6. I FEEL LIKE SHIT
B1. ROOM 116
B2. LEVITICUS 18
B3. ABOMINATION
B4. LUCKY
B5. SMALLTALK
B6. LYNKS THINKS
B7. FLASH IN THE PAIN