もう10年も経つのか、、、と思い改めて聴きなおしたらまさにNicolas Jaarの原点であり本質が余す事無く注入されたデビュー・アルバム。踊れないダンスアルバム自称「ブルーウェーヴ」と位置づけられた今作は同年にリリースされたJames Blakeとデビュー・アルバム程に完成度高く、ブルース、エレクトロニカ、フォーク、アンビエント、フィルムノワールの全てが一貫性を持って機能してしまったエレクトリック・ミュージック史における記念碑的作品。この後の神格化を鑑みても本作でNicolas Jaarの神秘性、独創性は一線を画していた事が改めて証明されるであろう。
Tracklist:
A1. Être
A2. Colomb
A3. Sunflower
A4. Too Many Kids Finding Rain In The Dust
A5. Keep Me There
B1. Problems With The Sun
B2. Space Is Only Noise If You Can See
B3. Almost Fell
B4. Balance Her In Between Your Eyes
B5. Specters Of The Future
B6. Trace
B7. Variations
B8. ^tre
