奥の部屋で一体何があったのか、毎度ながらスリーヴが秀逸。〈Dais〉の最重鎮として覚醒中のインダストリアル・ダークウェーヴデュオADULT.の最新9th。「孤立した期間が『Becoming Undone』の執筆に大きな影響を与えた」と馳せているが何の事は無い、これは紛れもなく、いつも通りのADULT.の作品であり、彼等自身が創り上げて久しい魔の結界=サバトの中でしか完結しないサタニック・パーティーなのである。しかしながら、テクノミュージックとしても秀逸なトラックと、悪魔に憑依された様なNicola Kuperusのボーカルの掛け合いは結果的にパンクやロック程の波及力を帯びてしまう訳で、このジャンルにおいてはどう考えてもトップ・オブ・トップの存在であろう私は絶賛コンプリート中です。
Tracklist:
1. Undoing / Undone
2. Our Bodies Weren't Wrong
3. Fools (We Are...)
4. Normative Sludge
5. I Am Nothing
6. She's Nice Looking
7. I, Obediant
8. Teeth Out Pt. II