亡き父でありパンク界の伝説的人物Ian Duryの血を受け継ぐ現代の吟遊詩人Baxter Duryの7thアルバム。中年男、そして二世である事の内情吐露がお馴染みのバリトンボイスによって淡々紡がれる無二のスタイルに「また家に帰ってきた」という意味不明な安堵を覚えるのは私だけでしょうか。今作、Paul White (Golden Rules、Charli XCX、Danny Brown) のプロデュ―スによって全編にわたりHip Hopから得たインストゥルメンタルが印象的で、これが現在51歳のBaxter Duryの哀愁と見事にハマっているだけでなく、ネオソウル・アーティストのJGrrey、シンガーソングライターのEska、そして頻繁にコラボレートしているMadelaine Hartら女性ボーカリストのサポートがまたよい塩梅にサポートしていて流石の采配である。ただただ憧れを隠せない、こんなイケオジになりたいなの10トラック。
Tracklist:
A1. So Much Money
A2. Aylesbury Boy
A3. Celebrate Me
A4. Leon
B1. Crashes
B2. Sincere
B3. Pale White Nissan
B4. Shadow
B5. Crowded Rooms
B6. Glows