束の間の休息はあれどひたすら暴走する37分。70sパンク、90sのブリットポップににラップのスタイルを取り入れた様はArctic Monkeys, The Libertines(とちょっとThe View)の初登場期を思わせる、エセックスのトリオBilkのデビュー・アルバム。彼等の様なサウンドを率いたロックバンドはそれこそThe Strokes以降の2000年代には雨後の筍のごとく現れては消えていったが、Bilkに関しては当時のノスタルジーなど一切感じさせない、むしろ新鮮そのもので、Z世代のパンクアンセム”Fashion"、Maneskinもヘドバン不可避の"Stand Up"を筆頭に、全曲リード化なほどフックメイクに長けまくっている。小難しい事は抜きに単純に頭をカラッポにしてこの狂乱に溺れる事ができるのだ。この手のパンクス、ガレージロックでは近年The Chats以来のショックでつまり当店超偏愛私即Buy盤、問答無用のBest New Album。
Tracklist:
A1. Daydreamer
A2. Hummus and Pitta
A3. Things Ain't Always What They Seem
A4. Be Someone
A5. It's No Longer There
B1. Brand New Day
B2. Just Don't Work For Me
B3. Fashion
B4. Part and Parcel
B5. Stand Up
B6. 10 O'Clock