今作のリリースが決定してからというものアメリカ人の友人複数人から「入荷したら教えてくれ!」と鼻息荒げに言われていたDIIVの4thアルバム。『Oshin』の衝撃的デビュー以降、フロントマンZachary Cole Smithの重度のヘロイン中毒を克服してリリースされた『Deceiver』に比べるとよりゴシックで、スロウコア、ポストロックへの旋回もみられる。何より感動的だったのはリードにして傑作曲"Brown Paper Bag"のMVのオープニングにFred Durst (Limp Bizkit) を起用するDIIVならではのユーモアとシニシズムである。「末期資本主義下における社会の崩壊を私たちが"普通のこと"だと受け入れる残酷な現実について」という今作のテーマはタイトルの通りであり、非力な蛙が地獄の釜からどう逃げ出すか、という点については人間の永遠のテーマともいえる限定Green Vinyl。
Tracklist:
A1. In Amber
A2. Brown Paper Bag
A3. Raining on Your Pillow
A4. Frog in Boiling Water
A5. Everyone Out
B1. Reflected
B2. Somber the Drums
B3. Little Birds
B4. Soul-net
B5. Fender on the Freeway