必然の変化。dvrの新作EPにも名を連ねた目下最人気プロデューサー=Kenny Beats (Vince Staples、Freddie Gibbs、Denzel Curry) を共同制作に迎えたIDLESのニューアルバム。「Kenny Beatsと仕事をすることでジャンルという概念を解放された」と述べるフロントマンJoe Talbotの「表現者として現状を維持し続ける事の危機感」は高尚な姿勢であるし、確かに今作のストイックなスタイルは極めて挑戦的である。思えば前作『Ultra Mono』はIDLESというバンドの完成形と言ってもおかしくは無かったであろう故、パンクシーンの先導者が「オープン」から「クローズ」へ向かう事は冒頭に述べた通り必然な流れだったのであろう。だからこそ、これまでIDLESを支持してきた人にこそ絶対スルーして欲しくない重厚かつ意味のある14トラック限定盤。
Tracklist:
A1. MTT 420 RR
A2. The Wheel
A3. When the Lights Come On
A4. Car Crash
A5. The New Sensation
A6. Stockholm Syndrome
B1. The Beachland Ballroom
B2. Crawl!
B3. Meds
B4. Kelechi
B5. Progress
B6. Wizz
B7. King Snake
B8. The End