プロデューサーにFolly GroupのLouis Milburnを起用し完成したItalia 90のデビューアルバム。「ある1点に向けられた群衆の目」のスリーヴには、「個人」よりも「集団」に流される羊の様な人々、及び、一部の権力者に向けられた皮肉とアンチテーゼである事は言うまでも無く、また彼等のヒリヒリとしたサウンドにも十二分な怒りと焦燥が滲み込んでいる。そしてこれは極めて重要な事であるが、ジャズ、ダンスミュージックから影響を受けたであろうItalia 90のリズムセクションはバンドの鍵といっても過言では無く、絶妙なハネ感とグルーヴがPost-Punkにある種の享楽性をもたらし、殺伐とし過ぎてなさ加減が絶妙なのである。"New Factory"、"Funny Bones"がとってもカッコいい限定グリーンヴァイナル。
Tracklist:
A1. Cut
A2. Leisure Activities
A3. Magdalene
A4. Competition
A5. New Factory
B1. The Mumsnet Mambo
B2. Funny Bones
B3. Golgotha
B4. Does He Dream?
B5. Tales from Beyond
B6. Harmony