衝撃のデビュー作『6 Feet Beneath the Moon』から『The Ooz』、『Man Alive』と常に孤高の存在であり続けてきたArchy MarshallことKing Kruleの4thアルバム。あれだけ好きだった大麻から脱したのか、はたまた親父になったからなのか、先行"Seaforth"で久々にみせた外見の変化には驚いた。そして今作、これまでのアルバムの最良の部分を抽出した様な、相変わらずダウナーだが驚くほど暖かみを感じさせる極傑作。中でも素晴らしいのが、徹底してゲストをフィーチャーしないKing KruleがRaveenaを迎えた"Seagirl"、Primusの影響を受けたという"Pink Shell"、あまりに尊いレクイエム"Our Vacuum"、そして前述したBlurにも通じるリード"Seaforth"。King Kruleのフォロワーはそれこそ沢山いるが、特異なメランコリー、奇抜なサウンドデザイン、深い音楽的教養という面においてもKing Kruleはワンアンドオンリーであり、誰も彼になる事などできないんだと心底痛感させたれた問答無用のBest New Album。帯付き日本限定盤。
Tracklist:
A1. Flimsier
A2. Pink Shell
A3. Seaforth
A4. That Is My Life, That Is Yours
A5. Tortoise of Independency
A6. Empty Stomach Space Cadet
A7. Flimsy
A8. Hamburgerphobia
B1. From the Swamp
B2. Seagirl
B3. Our Vacuum
B4. Space Heavy
B5. When Vanishing
B6. If Only It Was Warmth
B7. Wednesday Overcast
