バンクーバー発。The Pop Group、Television、The Slitsの如きプリミティヴかつ鋭利なPost-Punkサウンドでお馴染みN0V3Lのデビュー・アルバム遂に完成。資本主義やビッグテックへの不満は前EPに増して露骨になり、結果どの角度から聴いても不機嫌で不穏なのだが、N0V3Lの不思議はダンスミュージックで無いにも関わらずダンスミュージックとしてフィジカルに機能してしまう点にあると思っている。それはN0V3Lのアティテュードが聴き手に何かしらの「アクション」を誘発する仕掛けがあるからであり、肉を削いだ骨の如くスカスカのバンドサウンドには『ノン・フィクション』のタイトルが示唆する様に、物事の曖昧さを意図的に排除せんとす強い意志が込められている。だったら信じる事しかできないでは無いかの全11曲。
Tracklist:
A1. UNTOUCHABLE
A2. GROUP DISEASE
A3. EN MASSE
A4. FALLING IN LINE
A5. APATH
A6. INTEREST FREE
B1. STRANGER
B2. VIOLENT & PARANOID
B3. PUSHERS
B4. STATUS
B5. NOTICE OF FORECLOSURE