ex-Goat GirlのNaima Bockが〈Sub Pop〉からソロデビュー。2019年にGoat Girlを離れて以来、ガーデニングのビジネスを立ち上げ、考古学の学位を取得しながらも音楽制作は欠かさなかったという。そして今作の完成に至ったのはやはりまた出てきた〈Speedy Wunderground〉のDan Careyのサポートがあったからだそう。古典的な英アシッドフォーク味は存分ながら、Black Country, New Roadを思わせるウィンドミル・チェンバーの刹那的美が全編にわたって漂う。Naima Bockのボーカルの美しさ、素晴らしさは筆舌に尽くし難いが(Goat Girl期は勿論知る由も無かった)、プロデューサーJoel Burtonを筆頭に、30名以上のミュージシャンが参加したというバック・アンサンブルの繊細でパワフルな演奏が終始魂を震わせて止まない。主要メディアが軒並み絶賛、後の英フォークリバイバルの礎になる予感。
Tracklist:
A1. Giant Palm
A2. Tou
A3. Every Morning
A4. Dim Dum
A5. Working
B1. Natural
B2. Campervan
B3. Enter the House
B4. Instrumental
B5. O Morro