一時期は活動が危ぶまれつつも、スタジオ・ライヴ・ベスト盤を経て無事リスタートを切る事になったPinegroveの5thアルバム。今作はバンドによるセルフプロデュース、ミキサーにはDeath Cab for CutieのChris Wallaを起用しており、サウンドの目新しさよりも「自身に忠実である事」を最優先させたであろう事が伺える。ともあれ、先行となった"Alaska"、"Cyclone"がリリースされた瞬間に、「ああこのバンドはもう大丈夫だろう」と思わせてくれた、希望に満ち、地に足のついたソングライティングを叩きつけられてはもう言葉は不粋であって、ただこのアルバムに身を傾けるだけで十分なのではなかろうか限定レッド・ヴァイナル。
Tracklist:
A1. Habitat
A2. Alaska
A3. Iodine
A4. Orange
A5. Flora
B1. Respirate
B2. Let
B3. So What
B4. Swimming
B5. Cyclone
B6. 11th Hour