2020年リリースのヴァイナルは瞬く間に万越え、2013年頃からシングル、EPのリリースし始めプロデューサーとしても活躍。今作で露わになったミステリアスなルックス、異色のサウンドでシーンに浮上したロンドンのアーティストSalvador Navarrete=Sega Bodegaのデビュー・アルバムが待望のリプレス。これはラップ（ヒップホップ）のレコードなのか、それともポップスのレコードなのか、はたまたダンスミュージックのレコードなのか。どう解釈しても自由だが、迷いと自信喪失に見舞われたSega Bodegaというパーソナリティー（タイトルがそもそも自身の名であるわけで）が全面に打ち出されている事は間違いないのは「F**k You」を連発する"U Suck"にも顕著である。当然ながら天気のいい日にルンルン気分で対峙する作品では無いが、拒絶の中に、だからこそ潜む事のできるポップでコミカルながフックがひたすら陰鬱になりそうなアルバムを見事に回避。これが今作が早々にカルト化、中毒者が続出しつづけている理由なのである。既にCaroline Polachek、Arca、FKA twigs、Charlotte Gainsbourg、slowthai、Christine and the Queensら錚々たる面子ともコラボ済、引き続きセルフレーベルからのリリースにつき恐らくこちらもすぐレア化します帯付限定盤。
Tracklist:
A1. 2 Strong
A2. Masochism
A3. Raising Hell
A4. U Got The Fever
A5. Heaven Knows
B1. Salv Goes To Hollywood
B2. Knox (Interlude)
B3. Smell Of The Rubber
B4. U Suck
B5. Calvin
B6. Kuvasz In Snow
