アイルランドの詩人兼パフォーマーSinead O'Brienによる遂に完成デビューアルバム。これはもうなんというか、こんなパンキッシュな人だっけか、、と唖然としてしまったPatti Smithの聖火を受け継いだノワール・パンクアルバムでこちとら大興奮。Dan Careyのプロデュースがそうさせたのは明らかで、これまでにあった抽象性やアヴァンギャルディズムを失った、という訳では無いにしろ、"Like Culture"、"Spare For My Size, Me"なんて完全にダンストラックだし、それに伴い全体的に演奏がタイトになった事がいい意味で裏切られてしまった。先日公開されたGlastonbury Festival 2022での"Like Culture"を観ていただきたいのだが、そのタイトな演奏に乗り「革命の天女」のごとく独自のリズムでポエトリーをかます彼女の姿は唯一無二。問答無用の推薦作限定盤。
Tracklist:
A1. Pain Is The Fashion Of The Spirit
A2. Salt
A3. Girlkind
A4. End Of Days
A5. Like Culture
A6. The Rarest Kind
B1. Holy Country
B2. Spare For My Size, Me
B3. There Are Good Times Coming
B4. Multitudes
B5. Go Again