デビュー当時~1stアルバムにかけて、「キャッチーなブリットポップのコレクションにスマートな社会批判を織り込む」というあからさまに過剰で取ってつけたようなスタンスにどこか一歩引いていたが今2ndは忖度抜きにイイ。とはいえ、その気がかりな過剰さが無くなった訳では無いけれど、「どこかやらされてる感」を払拭しSports Teamが本当やりたいロックを演っている様に思われる。多分だけど、きっとこのレコードには、「バンドの自意識も大切だけど、皆でシンガロングして踊る事が重要」というポスト・パンデミックらしいポジティヴなメッセージがふんだんに盛り込まれているからだと思う。王道をつっきる事を迷わず選んだバンドは応援したくなるにきまっている10トラック。
Tracklist:
A1. The Game
A2. Dig!
A3. The Drop
A4. Cool It Kid
A5. Unstuck
B1. R Entertainment
B2. Kool Aid
B3. Getting Better
B4. Fingers
B5. Light Industry