サウスロンドン発、2019年にデビューを果たしながらも有象無象のPost-Punk勢に紛れていた彼らに変化が訪れたのは2022年のEP『Touch The Ground』からであろう。 ボーカルHarrison Swannの絶対的なボーカルに、Nine Inch Nailsのインダストリアル、The Prodigy、The Chemical Brothersの如きダンスサウンドを交えた今作はダンサブルでセクシーで極めて危険な香りがする。架空のナイトクラブをテーマにした禍々しいスリーヴのデザインも秀逸としか言いようがない(絶対飾る)し、「幼少時にTVで事故的に観てしまったホラー映画」のような戦慄と興奮が終始寄せては返すマーダーライドショー。音楽が未知の世界へ連れ立ってくれる瞬間ってのは確かにあって、このアルバムにはそれがしとどに溢れている文句無しのBest New Album。
Tracklist:
A1. Gold
A2. Oh! You're! All! Mine!
A3. Red/White
A4. Closer
A5. Oil at the Bottom of a Drum
B1. Got Sold
B2. Panic
B3. Small Blue World
B4. Catalonia