常に自己ベストを更新してきたThe 1975最新作は目下最強のプロデューサーJack Antonoffとチームアップ。Jack Antonoffの采配についてはあれこれ言われるのはもっともだが、これまでになくコンパクトで、アルバムの輪郭が鮮明になった、という点からThe 1975の現時点での集大成と位置付けてもおかしくは無いであろう。複雑なエレクトロニクス、最先端のダンスミュージック、アンセミックなギターリフなどこれまで見せてきた手の内を封じ、最高のポップソング集を完成させる事が出来たのは、The 1975がこれまで幾多の山谷を越え、バンドの内的メカニズムを把握し、より自分たちの直感を信用する事ができる様になったからに違いない。陳腐な物言いだが、彼らと同時代に生きれる事は筆舌に尽くし難い喜びでしかない。
Tracklist:
A1. The 1975
A2. Happiness
A3. Looking for Somebody (To Love)
A4. Part of the Band
A5. Oh Caroline
B1. I'm in Love With You
B2. All I Need to Hear
B3. Wintering
B4. Human Too
B5. About You
B6. When We Are Together