1989年にテキサス州ダラスで結成されたガールズトリオDixie ChicksがThe Chicksに改名(BLMの影響で)して初となる最新作。The Chicksといえば9.11に端を発したブッシュ批判でメチャクチャ炎上して叩かれた事を良く覚えているが、以降彼女達の音楽活動は政治とは切っても切れないものになってしまった(今回の改名も然り)。だが彼女らは炎上以降も音楽を捨てず、闘う事を放棄しなかった。保守的とされるカントリーに現代にも通用するポップなメロディを融合させ、ユーモアとアイロニーを交えたリリックで聴衆を煽り楽しませる。彼女達の影響力と人気は確かな勇気と知性あってのたまものなのであり、そう思うと大復活の必殺曲にして1曲目に配置された"Gaslighter"がとにかく熱い。
Tracklist:
A1. Gaslighter
A2. Sleep at Night
A3. Texas Man
A4. Everybody Loves You
A5. For Her
A6. March March
B1. My Best Friend's Weddings
B2. Tights On My Boat
B3. Julianna Calm Down
B4. Young Man
B5. Hope It's Something Good
B6. Set Me Free
