米バーモント州発、Echo Marshall、Lu Racine、Nathaniel Van OsdolによるトリオTHUS LOVEが〈Captured Tracks〉からデビュー。言うまでも無くFelt、The Smiths、The Cure、Echo & The Bunnymenの影響下にあり、その根底にはゴスロックのルーツもうかがえる。が、Brooklyn Veganのインタビューを観ると、今デビュー作のインスパイアとなったアルバムはBlur『Blur』、Caroline Rose『Loner』、Ty Segall『Melted』、Pond『Weather』、Nina Hagen『NunSexMonkRock』とブリットポップにグランジにサイケにポップ、新旧問わずラインナップされていながらTHUS LOVEの音楽性に言われる程近くないのが興味深い。話題性十分なルックスからも察せよう、彼らが掛け値なしの美意識と、オリジナリティーを死守しようとする闘志を兼ね備えている時点でCaptured Tracksがサインしたのは必然というものである10トラック。
Tracklist:
A1. Repetitioner
A2. In Tandem
A3. Anathema
A4. Family Man
A5. Morality
B1. Friend
B2. Pith and Point
B3. Crowd
B4. Inamorato
B5. Memorial