サウスロンドンのレフトフィールド・ヒップホップデュオ=Faraiのブレインにして〈Rhythm Section International〉からソロデビューを果たしたTony HarewoodことTONE。アヴァンギャルドなFaraiの気難しいビート&トラックとは異なり、ジャズ、レゲエ、ヒップホップ、R&B、シューゲイザーといった多彩なジャンルがクリーム状に混ざり合いソフトなサイケデリックワールドを展開。Tirzah『Colourgrade』に非常に似た質感だな、と思ったらやはり両作いずれにもロンドン・アンダーグラウンドシーンのフィクサー=Mica Levi & Coby Seyが参加しているというのだから全く驚きでは無い。「ロックダウンや規制がある今、愛する人に会いたくても会えないという今の気持ちを反映したものだと思う。」とのTonyの談にはこの時代、瞬間だからこそ生まれた必然性/共感力が宿る以上に、「インディー・ミュージックの可能性と未来」を僅かではあるが照らしてくれた功績は半端無い2022最重要作限定盤。
Tracklist:
1. Nice
2. Like It Was Yesterday
3. Gotta Get My Life Right
4. Move Now
5. So I Can See You
6. Nailed It
7. From The North
8. In And Out
9. Make It Drop
10. Dawn