TORRESはPJ HarveyやKim Gordonほどギターが似合うと思っているのは私だけでしょうか。名門〈Merge〉に移籍して3作目となる通算6枚目のスタジオ・アルバム。4AD期のアルバム『Three Futures』が個人的に大好きで（最高傑作だと思っている）、"Skim"の病的なギターソロは今でも頻繁に聴き返して昇天しているほど。身も蓋もない言い方をすれば彼女は「アートにとり憑かれた狂人」であり、がゆえに多作であり、毎作実験的かつ明らかな変化をみせているのである。Julien Bakerがこのアルバムに賛辞を寄稿しているのは、ひとえにTORRESという稀有な存在の高尚なアーティストシップに対するはかり知れないリスペクトがあるからだと思う。限定カラーヴァイナル。
Tracklist:
A1. Happy Man's Shoes
A2. Life As We Don't Know It
A3. I Got the Fear
A4. Wake to Flowers
A5. Ugly Mystery
A6. Collect
B1. Artificial Limits
B2. Jerk Into Joy
B3. Forever Home
B4. Songbird Forever
