絶大な信頼を有すレーベル〈Tough Love〉の守護神と言っても過言では無いロンドンのバンドUlrika Spacekの3rdアルバム。Deerhunter同様にUlrika Spacekの音楽は親しみやすい反面、決してポップに寄っているわけでは無い。フックはあるが、それは奇妙にねじ曲がったものであり、それを理解するには何度も何度も盤に針を落とす必要がある。多くのIndie Rockバンドの主流は退屈で、予測可能で、安全なものを好む傾向にあるが、Ulrika Spacekはダイナミクスや複雑な至福の瞬間を好む人たちの為に、野心的なルートを敢えて通る事を徹底している。端的に今作のサイケデリック・ムードは大好物であり、『Fantasma』期のCorneliusやThe Falming Lips、Yo La Tengoといったバンドのフォロワーなら一瞬で恋に落ちるでしょう限定カラーヴァイナル。
Tracklist:
A1. The Sheer Drop
A2. Accidental Momentary Blur
A3. It Will Come Sometime
A4. Lounge Angst
A5. Diskbänksrealism
A6. Through France with Snow
B1. If the Wheels Are Coming Off, the Wheels Are Coming Off
B2. Compact Trauma
B3. Stuck at the Door
B4. No Design
