Clairoをいち早くフィーチャーしたデビューアルバム『Nothing Happens』、シンセ、アコースティック、ストリングス、パーカッションを取り込みサウンドの領域を拡張しダンサブルに変化した2nd『Tell Me That It's Over』を経て、すでにアリーナクラスのバンドに成長したWallowsの3rdアルバム。フックも多くポップでキャッチーでダンサブル、Wallowsサウンドに慣れ親しんだファンを疎外することは決して無いし、Wallowsクラスにまで成長したバンドが名盤『Nothing Happens』の頃の初心と言う名のインディー味をキープし続けていること自体が驚きで、そのバランス感はHippo Campusにも通ずるところがある。「驚くべき成長はない」と割と批判的なレビューが目立ったが、2nd期のThe Strokes風の"Calling After Me"をはじめ、冒頭3曲を聴いただけでまったくそれらの批判的意見には賛同しかねる。ひとえに、相変わらずイイ曲を書くイイバンドだと強く思う限定SOLID ORCHID/TRANSLUCENT ORANGE CRUSHカラーのホライゾンヴァイナル。
Tracklist:
A1. Your Apartment
A2. Anytime, Always
A3. Calling After Me
A4. Bad Dream
A5. A Warning
A6. I Wouldn't Mind
B1. You (Show Me Where My Days Went)
B2. Canada
B3. Don't You Think It's Strange?
B4. She's an Actress
B5. Going Under
B6. Only Ecstasy