遂に出た、退廃的なアバンポップ、錯誤的なグラムロック、扇情的なゴスパンクを現代的にミキシングしたグラスゴーの過剰楽団Walt Discoのデビュー・アルバム。ビジュアル、サウンド、アルバム構成、フロントJames Potterの存在もオペラ歌手の様ボーカルスタイルも全てが過剰。だがこのアルバムが強く過剰で無ければならない理由は「クィアとしてのアイデンティティをさらに掘り下げる」という決して易しくない命題の為であり、誰の耳にも優しい薄味のポップミュージックとは線を引かなければならないが故なのである。デビュー時はキワモノ扱いされたQueen、David Bowie、Depeche Mode、Culture Clubだって今となっては偉人。Walt Discoはそんなレジェンドに倣った究極の自己探求型バンドなのであり、そういう意味ではこれほど勇気と感動をもらえるデビュー・アルバムはそうそうあったものでは無い。断固支持の限定カラーヴァイナルに"Hey Boy (You’re One Of Us)"収録のFlexi-Disc付属の永久保存デラックスエディション。
Tracklist:
A1. Weightless
A2. Selfish Lover
A3. How Cool Are You?
A4. Cut Your Hair
A5. Timeline
A6. Be An Actor
B1. The Costume Change
B2. Those Kept Close
B3. Hold Yourself As High As Her
B4. My Dear
B5. Macilent
B6. If I Had A Perfect Life
C1. Hey Boy (You’re One Of Us)