〈Mexican Summer〉期の大ブレイク作『Front Row Seat To Earth』から一切失速する事なく、独自の巫女性を高め続けてきたWeyes Blood、〈Sub Pop〉からは2作目となる5thアルバム。The CarpentersのKaren Carpenterをはじめ、Carol Kingの『Tapestry』（大好き）、Joni Mitchellの『Both Sides Now』（大好き）のような古典的なソングライティングを思い起こさせる傑出したトラック、さらに遡り1960年代のフォーク・ポップの独自のイディオムを21世紀に聴かせるその美声と親密なサウンドスケープはWeyes BloodをWeyes Bloodたらしめる最大の魅力であり、それは並走するLana Del Reyとも表裏一体である。前作同様共同プロデューサーにはこの手のサウンドならピカイチの腕前を発揮するJonathan Radoを起用しており、トリロジーの2部作目を完璧に演出してみせた、またしても年間ベスト喰い込みまくりの10トラック。
Tracklist:
A1. It's Not Just Me, It's Everybody
A2. Children of the Empire
A3. Grapevine
A4. God Turn Me Into a Flower
B1. Hearts Aglow
B2. And in the Darkness
B3. Twin Flame
B4. In Holy Flux
B5. The Worst Is Done
B6. A Given Thing
