2016年にリリースされ瞬く間に「インディーズ・クラシック」と化したデビュー・アルバム『Light Upon The Lake』、ということはWhitneyもデビュー・アルバムからほぼ10年。前作の試行錯誤を経て原点回帰を図った今4thは "Silent Exchange" のイントロでWhitneyと分からせるマジックが炸裂。続く "Won't You Speak Your Mind" はダンスフロアとヨット・ロックの中間地点を見出した名作で、極めつけにMadison Cunninghamをフィーチャーした "Evangeline" はドラマティックな展開を有したキャリア屈指の名演。今作は間違いなく「軌道修正」を果たしたアルバムであり、憂鬱に射す一線の光の様な愛おしさが全編に渡り漂っている。「進化」よりも「忍耐」を選んだ彼らの選択はこれで正しかったのだと証明するに十分な傑作、140g盤のBone Vinyl。
Tracklist:
A1. Silent Exchange
A2. Won't You Speak Your Mind
A3. The Thread
A4. Damage
A5. Dandelions
A6. Islands (Really Something)
B1. In the Saddle
B2. Evangeline feat. Madison Cunningham
B3. Back to the Wind
B4. Small Talk
B5. Darling
