ギター・ポップ、オルタナ、シューゲイザー、ジャングル・ポップ、エモなどなど、80~00年代の所謂インディー・ロックを全て吸収しつつ、全曲がリードトラックになり得るポテンシャルを宿したインディアナ州の5人組Wishyのデビュー・アルバム。チームのブレインでありソングライターとなるのはKevin KrauterとNina Pitchkites。Kevin KrauterといえばHoops時代から常に間違いない傑作を生みだしてきた名手であり、一方NinaはそのKevin Krauterと同じ高校に通っていたらしく、時を経てここに集ったのは紛れもない因果と思うほどにお互いの相性は良い。何より、これまでKevin Krauterの作品を聴いてきた身としても「音楽に何かを奪われたあの日」を思い起こさせるようなこの瑞々しさにはいちリスナーとしても抗いようのない共感を覚えるのであった。
Tracklist:
A1. Sick Sweet
A2. Triple Seven
A3. Persuasion
A4. Game
A5. Love on the Outside
B1. Little While
B2. Busted
B3. Just Like Sunday
B4. Honey
B5. Spit