中年パンクデュオSleaford Modsからも手厚いサポートを受けるDIYパンク娘・Billy Nomatesの2ndアルバム。ミニマムなギター、ベース、プログラミングされたビートが主軸であったデビューは勿論大好物であったが次同じ様なアルバムだと厳しいかも、、、と思っていたら全くの杞憂でした。前作同様、元々彼女のファンを公言していたGeoff Barrow (Portishead、 Beak>) をプロデューサーに迎えているものの、より深層の「フラストレーション」と「メランコリー」に焦点が当てられており、前作にあった「呪詛の様な罵り」と引き換えには豊かなソングライティングが前面に押し出されている。デビュー作のファンには少し肩透かしを食らうもしれないが、"Blue Bones (Deathwish)"、"Blackout Signal"、"Vertigo"を3トラックだけでも、表現者、ボーカリストとして彼女が格段にレベルアップしている事がお判りでしょうの全12トラック。
Tracklist:
A1. Intro I
A2. Balance Is Gone
A3. Black Curtains in the Bag
A4. Blue Bones (Deathwish)
A5. CACTI
A6. Saboteur Forcefield
A7. Roundabout Sadness
B1. Intro II
B2. Spite
B3. Fawner
B4. Same Gun
B5. Vertigo
B6. Apathy Is Wild
B7. Blackout Signal
