過去数年間「エモ・アンビエント」と呼ばれる独自の冒険的なエレクトロニック・コラージュ・スタイルを築き上げてきたLAのプロデューサーClaire Rousayのニュー・アルバム。今作からのリード"Head"は電子音楽ファンのみならずインディーリスナーにまで熱狂的に支持された事で知名度は加速の一途。事実彼女のディスコグラフィーの中で最もポップで優しいレコードであることは間違いないが、一方でアンドロイドのようなRousayのボコーダーボーカルはポスト・アポカリプティックな終末観/虚無感をも同時に漂わせる。恐らくこの作品は「孤独とどう向き合うか」という非常に内省的 (Sentiment) なテーマについての考察であり、断じてまやかしのヒーリング効果を謳うようなアンビエント作品では無い。Hand Habitsをフィーチャーしたフィナーレに至るまで、すべての音に耳を傾けるべき10トラック。国内流通希少な限定盤。Tracklist:A1. 4PMA2. HeadA3. It Could Be AnythingA4. Asking for ItA5. IIIB1. Lover's Spit Plays in the BackgroundB2. Sycamore SkylightB3. Please 5 More Minutes feat. LALA LALAB4. W Sunset BlvdB5. ILY2 feat. Hand Habits