〈Carpark〉発、デビューEP『Get Bleak』、1stアルバム『Modern Fiction』のいずれもロングセラーとなったトロントのデュオDucks Ltd.待望の2ndアルバム。甘くジャングリーで最高級のメロディと悲痛な詩が対になっているという点においてはThe Smiths、XTC、Cloud Nothingsらと大いに通じるものがあるが、彼らはそれこそラスト"Heavy Bag"を除けば、感傷に浸る暇なく絶え間なくドライブし続ける。がゆえに、あっという間にアルバムはフィニッシュ(27分)してしまうでしょう。だけどそれはまったく悪い意味ではなく、彼らはこの作品に必要な「適切な尺」というものを完璧に把握していることは全編聴き終えればすぐに分かるはず。「孤独」を知り、「現実」を見る者にしか書けないポップソングの極地に今回も辿り着いてしまった限定ガーデン・ファウンテンカラーヴァイナル。最高作。
Tracklist:
A1. Hollowed Out
A2. Cathedral City
A3. The Main Thing
A4. Train Full of Gasoline
A5. Deleted Scenes
B1. On Our Way to the Rave
B2. A Girl, Running
B3. Harm's Way
B4. Heavy Bag