アイルランドのバンドとしてはU2以来、という物言いが成される程にまでになったダブリンの英雄Fontaines D.C.の最新5th。衝撃的デビュー作『Dogel』の1曲目"Big"で「何者かになること」への野心を綴ってから7年あまり、その予言は成就という言葉では補いきれない程に大成した訳だが、保守的な創作(いわば1stの焼き増し)を拒み、クリエイティヴィティーを突き詰めながらも雪だるま式に成功したバンドは歴史上極めて稀有な例ではあるまいか。今作もまた、メインストリームへの迎合、原点回帰などとは程遠く、Depeche Mode, Massive Attack, Portisheadをも思わせる陰哀が終始漂う。が、RASALIAが参加し完璧なデュエットを聴かせる"Where Is Gone?"なんてバンド史上最も美しい曲だと思うし、全編を通してもGrian Chattenの類稀なるソングライティングとリリシズムがバンドを牽引、拡張し続けている事は紛れも無い事実だと思う。圧倒的なLiveパフォーマンス、飽くなき進化、ソングライティングの妙、何より、デビュー当時から誰一人かけることなく共闘し合うメンバーが存在する、という意味でU2はもとより「Radiohead以来」という物言いの方がしっくりくる日本限定帯付きMarble Blue Vinyl
Tracklist:
01. Six Shot Morning
02. Marianne
03. Mimesis
04. Happy For You
05. Demolition
06. Tongue
07. One Man
08. Where Is Gone? Feat. Rosalia
09. You Miss Me
10. Japan
11. Intimate