Talking Heads、Fugazi、そしてThe Streets、Squid、Black Country, New Roadといったバンドを彷彿させると同時に、Montreux Jazz Festivalに招かれるなどその注目度は既にジャンルを横断中、Chris W Ryanを中心とするアイルランドのバンドRobocobra Quartetのデビュー・アルバム。先だって7"リリースされた"Wellness"、"Heaven"はもちろん収録、だが、アルバム全体的にはパンクやロックというよりむしろジャズ、実験音楽に重点がおかれており、音楽的にも歌詞的にもかなりシリアスであると同時に、時に「軽快」にも聴こえてしまうのはChris W Ryanの饒舌なボーカルの賜物であろう。Post-Punkムーヴメントの衰退を横目で見やりながら、優れたポップセンスと辛辣なユーモア、客観性を失わずにこのデビューを解き放った事は確かな希望である、UK主要メディアも軒並み大絶賛の9トラック。
Tracklist:
A1. Flew Close
A2. Wellness
A3. Labyrinth
A4. Heaven
B1. Micro Person
B2. Chromo Sud
B3. Plant (The Succulent Blues)
B4. Kilmore Close
B5. Night