〈Hyperdub〉で今最も注目を集めるロンドンのプロデューサーLoraine Jamesによるニュー・プロジェクト=Whatever The Weatherによるデビュー・アルバム。天気の話というのはいつだって会話の起爆装置みたいなもので、「Whatever The Weather=どんな天気であれ」というネーミングにはLoraine Jamesがこのプロジェクトで聴き手との対話を求めている様に思われる。アンビエントとはしばしば「癒し」とイコールにされがちだが今作はそこのみにとどまらず、マスロックからの影響をIDM、Electronica、Jungle、Breakbeatsへと幅広く落とし込み、起伏に富ませたアンビエンスの数々は移ろいやすい超自然の驚異を感じさせ、またそれは我々に対話というコミュニケーションの機会を何度でも与えてくれる。真灰色だったBurialの新作『Antidawn』、と方向性は異なるがその実表裏は一体、Loraine Jamesに目下敵なしの豪傑作。
Tracklist:
A1. 25°C
A2. 0°C
A3. 17°C
A4. 14°C
A5. 2°C (Intermittent Rain)
B1. 10°C
B2. 6°C
B3. 4°C
B4. 30°C
B5. 36°C