2019年にセルフレーベルからリリースされ、今日に至るまでレア化の一途を辿ったBay Factionの2ndアルバムにしてラストアルバムがリイシュー。彼らがカルト化して尚凄まじい人気を有するには理由があって、インディーロック/ポップの枠組みにありながら、King Krule、Slow Hollows、あるいはJojiの様な「魅惑的な死相感」に包まれている点と、バイセクシュアルだと公言するリードシンガー・James McDermottのセクシュアリティ、宗教、理想主義といったオルタネイティヴな歌詞の2点に集約されているだろう。事実今作のテーマは「アメリカンドリームの拒絶(Florida Guilt)」であり、幼少期に育まれた「孤独」が「芸術」に昇華される瞬間が不器用に、生々しく描かれている。このリイシューでまともに聴いたのですが、今もうズブズブにハマってます。気付いた人からハマっていくレア化必須のこれはガチの早いものガチです。
Tracklist:
A1. Faux Snow Globe
A2. It's Perfect
A3. $1K
A4. Donor
A5. Florida Guilt
B1. Soppping
B2. Ur My Bug
B3. Cameras in the Home
B4. One Thrill